大田区議会ICT化調査研究会 活動報告

大田区議会ICT化調査研究会のメンバーで、議会ICT化を先進的に進めている2自治体を訪問しました。

ICT化調査研究会には、会が結成された時から関わっており、お陰様でここ最近は他の自治体議会が視察に来られるようになりました。

議会ICT化は、議会の議論の活性化、住民へ開かれた分かりやすい議会を目指す上で重要であり、更なる取り組みの強化が必要であると考えています。

そこで今回、大田区議会以上にICT化を進めている横須賀市と大津市の事例を学ばせて頂きました。

横須賀市議会では、平成27年からサイボウズオフィスを導入し、グループウェアを活用した議員間情報の共有化や、行政関係通知の文書からメールへの変更等、煩雑な議会事務の効率化を図っています。また、常任委員会や特別委員会だけでなく、議会の運営全体について議論する「議会運営委員会」のリアルタイム配信を行っています。

大津市議会では、議会ICT化実行計画を策定し、それに従った形での議会ICT化を行っています。議場に大型スクリーンを設置し、議会質問の際に写真や動画を使って質問内容を説明したり、これまで目視で確認していた議案への態度表明に電子採決システムを導入しています。また、面白い取り組みとして、議会視察の中にはせっかく現地に行っても机上での説明しかない場合もあります。Facetimeを活用したテレビ会議を実施し、視察の効率化を図っています。

大田区議会では、ペーパーレスを主体としたICT化は進んでいますが、グループウェアによる業務の効率化や住民に分かりやすい議会審議のシステム導入など、まだまだ数s目るべき部分があると言えます。

今後、この2自治体の先進事例を参考にさせて頂きながら、議会の議論の活性化、住民へ開かれた分かりやすい議会を実現してまいります。