議会運営委員会 委員を辞職しました。

れいわ新撰組の大田区議が、選挙中に承諾もしていない方の名前を使って選挙ハガキを郵送した問題について。

被害を受けた方から、大田区議会に当該議員の処分と再発防止を求める陳情が5本提出されました。

全て同じ陳情名で「区議会議員選挙における公選はがきの不正使用に係る真相解明と再発防止を求める陳情」

陳情の趣旨はそれぞれ、
1. 本件事案についての真相解明についての然るべき措置をはかるようにしてください。
2. 本件に係る公費支出についての是非について区議会で審議を行ってください。
3. 当該議員に議員辞職勧告を含む厳重な処分を検討してください。
4. 再発防止策として、大田区選挙管理委員会による公選ハガキの指導強化を求めてください。
5. 大田区選挙管理委員会において配布する立候補者届け手引きにおいて、公選はがきに紹介者等の虚偽記載の禁止規定を明記するよう求めてください。
という内容でした。

これらの陳情に対して、区議会議長から、
「著しく個人、団体名等を誹謗、中傷をし、その個人、団体等の名誉毀損、信用失墜のおそれがあると判断した陳情」
「その他議会の審査になじまないと議長が判断した陳情」
と審査除外基準に当たるため、付託外との判断がなされました。
しかしながら「誹謗、中傷」するような文言は、陳情のどこを見ても書かれておらず、議長に対して「誹謗中傷する文言がどこに書かれているのですか?」「誹謗中傷という言葉の意味を理解していますか?」と質問しても「総合的に判断した。」と意味不明な答弁を繰り返すばかり。

Twitterで多数のフォロワーがおり、以前、自身のキャッシュカードを闇業者に販売しそれが振り込め詐欺に悪用された区議からは、「犯罪と確定したわけでもないし、警察が捜査しているわけでもない。この状況で審議しても意味がないのでは?」との発言。

警察の捜査が始まったら、捜査に影響するため通常は審査することはできません。確定したら、そもそも議員辞職です。

立憲民主党会派の幹事長からは「今後、新たな問題が出て来たら、また皆さんで考えましょう。」
と訳のわからない主張する議員ばかりで、これが今の大田区議会の姿かと怒りが徐々に湧き出してきました。

議員が起こした問題の究明や再発防止は、我々、議会の仕事。なぜそれを自ら放棄しようとしているのか。

ましてはこの陳情は、精神障害の当事者の方が議会に助けを求め、精神的にも辛い中、力を振り絞って出された陳情です。

結果として、付託外に賛成か反対かついて採決が行われましたが
「付託外に賛成」という自民党会派の決定に造反し、5件全てを「付託すべき」と手を挙げました。
会派の決定は絶対。

・会派の政務調査会長の辞職
・議会運営委員会 委員の辞職
・会派への謝罪
という処分が下りました。

でも、信念を貫き通したので悔いはありません。

委員会後の東京新聞には、この件についての記事がありました。

以下引用
陳情者の男性は「(当該)議員は不手際を認めている。議会が再発防止策さえ議論しないのはおかしい」と話した。
引用終わり

私も、その通りだと思います。

まさか皆さん、審議されたら自身も困るようなことがあるわけじゃないですよね…?
ちなみに、新たに被害を受けたという方の声も出始めています。